「縄文のビーナス」粘土型を作ってみる

尖石考古館で「土偶や土器を作ってる人は、最後にはビーナスを作りたくなる!」という話を聞いて、子供でもうまくできる「型」のようなものはできないかと作ってみた。
MeshMixerには二つのオブジェクトの「ブーリアン演算」を行う機能があるので(これは高価なアプリにしかできなかったこと!!)これを使ってボックスからビーナスを抜いてやれば簡単だ・・・と考えていたのだが、そう簡単にはいかなかった。
ブーリアン演算を行ってもとんでもない形になってしまうのだ。MeshLabなどの他のフリーソフトでものこブーリアン演算はうまくいかないことが多く、あきらめてしばらく放っておいた・・・

あるとき閃いてベースとなるボックスの「メッシュを細かく」してみたら・・・とやってみた。
使用するのはMeshLab 以下のように変換する。

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2013-12-13_13h49_53

うまくいった!これをMeshMixerで合成してみよう・・・

「ボックス」と「ビーナス」のデータを読み込み位置を合わせる。オブジェクトブラウザで「ボックス」を先に選択しSHIFTを押しながら「ビーナス」を選択する。
表示されたメニューから「Boolean Diffrence」を実行する・・・

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上下に分けて出来上がった型を2つ合わせて造形してみよう!さてさて・・・

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26時間かかった!・・・割には思ったほどの出来栄えではなく・・・そりも出てしまい残念。

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さて、これに粘土を入れたらどうなるかな・・・

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ダイソーで購入した「石粉粘土」を使ってみたが、予想していた通り、型からうまく外れない。離形材があればうまくいくのかな?
もう一工夫も二工夫も必要な感じ・・・

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